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神奈川地学会ページ ジオ歩き箱根湯本〜石材・湯本白石を訪ねて チラシ ジオ歩き箱根湯本〜石材・湯本白石を訪ねて 見学会速報
参考リンク 箱根ジオパーク 公式サイト 箱根温泉(Wikipedia) 産総研 地質図Navi 7.5万分の1地質図幅「熱海」 凡例
箱根火山の地質と形成史(長井雅史・高橋正樹／神奈川博調査研報(自然)2008)
箱根カルデラ−地質構造・成因・現在の火山活動における役割−(萬年一剛／神奈川博調査研報(自然)2008)
箱根火山はいつ生まれたか？(萬年一剛／神奈川県温泉地学研究所観測だより,第64号,2014)
※頭に「・」がついているコメントは巡検レジュメ(丹治雄一さん作成)より
見取図
各地点写真へジャンプ※各写真タイトル右の「TOP」をクリックすると見取図に戻ります
地球博〜Ａ→Ａ:福住旅館→Ｂ:熊野神社→Ｃ:玉簾の滝→Ｄ:石畳→Ｅ:信濃邸の火砕流堆積物→Ｆ:正眼寺
→Ｇ:早雲寺→Ｈ:早川泥流がつくる高台→Ｉ:箱根町立郷土資料館→Ｊ:三枚橋→Ｋ:白石地蔵→Ｌ:石切場
神奈川県立 生命の星・地球博物館 TOP
河津桜／神奈川県立 生命の星・地球博物館 TOP
河津桜／神奈川県立 生命の星・地球博物館 TOP
ミツマタ／神奈川県立 生命の星・地球博物館 TOP
早川凝灰角礫岩に含まれる貝化石／神奈川県立 生命の星・地球博物館所蔵 TOP
早川凝灰角礫岩／神奈川県立 生命の星・地球博物館所蔵 TOP
※テーマの湯本白石は早川凝灰角礫岩に属するが早川凝灰角礫岩はほとんどが黒味が強い
入生田駅先の登り勾配遷急点にかかる小田急ロマンスカー TOP
早川・須雲川合流点下流側の早川の流れ TOP
早川・須雲川合流点上流側の早川の流れと右岸に見える福住旅館金泉楼・萬翠楼 TOP
箱根湯本 湯場の風景 TOP
箱根湯本 湯場の人力車 TOP
参考リンク 石さんぽ(7)福住旅館の防火壁に湯本石(神奈川新聞 カナロコ／2017年2月18日)
・福住旅館金泉楼・萬翠楼(国指定重要文化財) 神奈川の近代史の特色のひとつである「観光地開発の進展」を象徴する建築物
・キーパーソン・福住正兄(1824〜1892)と地産地消の石材・湯本白石
福住旅館新館 TOP
福住旅館新館ロビーと金泉楼の接続部壁面アーチに使用されている湯本白石(周りは大谷石) TOP
福住旅館新館開口部から見た金泉楼 TOP
金泉楼(左)と萬翠楼(右) TOP
・金泉楼:1877(明治10)年、萬翠楼:1878年竣工 木造3階(1〜2階は木骨石造)、三宅安七設計／施工
金泉楼 TOP
萬翠楼 TOP
萬翠楼の1階軒下に使用されているやや濃い部分の多い湯本白石 TOP
萬翠楼 TOP
福住旅館の寒緋桜 TOP
※花は垂れた状態で開花する(一寸木肇さん)
福住旅館の寒緋桜 TOP
福住旅館の寒緋桜 TOP
塀に使用されている湯本白石 TOP
塀に使用されている湯本白石(拡大) TOP
塀に使用されている湯本白石(拡大) TOP
塀に使用されている湯本白石 TOP
福住旅館別荘の石倉に使用されている湯本白石(庇下には久野石を使用) TOP
参考リンク 石さんぽ(8)”地産地消”の典型例 久野石(神奈川新聞 カナロコ／2017年2月23日)
塀に使用されている湯本白石に見られる筋状の凹凸 TOP
※クロスラミナにも見えるが石材切り出し時の痕の可能性有り
熊野神社下にある「箱根温泉発祥の地」の碑 TOP
・湯本温泉の源泉「総湯」が置かれた場所 江戸時代の文化年間(1804〜1818)に成立した「七湯の枝折」によれば、
「熊野」を音読みすると「ゆや＝湯屋」に通じることから信仰が広がったという
熊野神社 TOP
熊野神社脇に露出する須雲川安山岩類の凝灰角礫岩 TOP
※湯本温泉は須雲川安山岩類と早川凝灰角礫岩の境界に位置し地質図には断層が引かれている
熊野神社脇に露出する須雲川安山岩類の凝灰角礫岩(拡大) TOP
玉簾の滝を形成する巨礫を含む須雲川安山岩類の凝灰角礫岩 TOP
※大正関東地震で埋まったものを人工的に再現
・1891(明治24)年、読売新聞商業者でもある実業家子安峻(こやす・たかし)により「滝の前遊園」として整備され名所となった
玉簾の滝上部の新期外輪山溶岩 TOP
玉簾の滝東側の飛烟(ひえん)の滝 TOP
箱根旧街道の石畳 TOP
・湯本地区に現存する箱根旧街道「猿沢の石畳」(長さは255m) 1680(延宝8)年ごろ敷かれたものとされる
箱根旧街道の石畳沿いのアラカシ TOP
※一寸木肇さんにご指摘いただきシラカシをアラカシに訂正しました
参考リンク 箱根町湯本茶屋で出現した信濃屋火砕流と14C年代(袴田和夫・杉山茂夫／神奈川自然誌資料(16)1994.12)
信濃氏によって保存されている炭化した樹木を含む火砕流堆積物の露頭の一部 TOP
※約1万8000年前の二子山噴火による溶岩ドーム崩壊型火砕流の堆積物
・鎌倉前期から存在する地蔵信仰と曽我兄弟ゆかりの臨済宗大徳寺派の寺院
・境内の石造大地蔵は小田原城主稲葉氏の菩提寺・紹太寺から招聘したもの
正眼寺の石造大地蔵 TOP
※中央火口丘溶岩が使用されている
正眼寺境内石垣の苔 TOP
正眼寺境内水景跡の亀の彫り物 TOP
参考リンク 早雲寺(Wikipedia)
・戦国大名北条氏二代氏綱が1521(大永元)年に創建した臨済宗大徳寺派の寺院
・豊臣秀吉の小田原攻略の本陣として使用されたのち焼失(江戸時代の寛永年間に再建)
早雲寺惣門 TOP
早雲寺惣門〜中門の木々 TOP
建て替えられた早雲寺中門 TOP
早雲寺本堂 TOP
早雲寺本堂周りの木々 TOP
平たく割れる根府川石を使用した遊撃隊戦死士墓 TOP
参考リンク 早雲寺 遊撃隊戦死士墓 箱根溶岩[根府川石](平塚市博物館 石材図鑑 火山岩類6)
本堂裏の枯れ山水庭園に使用されている早川泥流の巨礫 TOP
早雲寺鐘楼 TOP
早雲寺林に見られる早川泥流の露頭 TOP
早川右岸の山腹に見られる新期外輪山溶岩の柱状節理 TOP
参考リンク 箱根町立郷土資料館(箱根町) 早川凝灰角礫岩から発見されたサメ(メガロドン)の歯化石(箱根ジオサイト)※ページ下部
・湯本白石切り出しに関する約定書(1877[明治10]年1月18日)
金泉楼と萬翠楼の建設に必要となる石材の「字白地蔵山」からの切りだしに関する約定書
「長三尺、幅一尺、厚七寸」の「壁石」を「銀五匁九分」で切り出すことなどが記される
・サメの歯化石 「此岩石ニ尤モ著シキハ嘗テ湯本村字白地蔵ノ石材ヲ採掘セル際四个(個)ノ
鮫歯ヲ発見シタルヿ(事)ニシテ」(『震災予防調査会報告』第16号、1898年1月)
参考リンク 山崎の戦い・伊庭が負傷した三枚橋
・戦国大名北条氏の時代は地獄橋・極楽橋・三昧橋が架かっており、橋を渡り切ると早雲寺
・早雲寺に駆けこめば犯罪人も罪を免れることができたため、「これからは仏三昧に生きよ」という意味で「三昧橋」が「三枚橋」となった
・湯本白石から刻み出した磨崖仏、地獄＝箱根山への入口で人々を見守る
・劣化が著しいが体躯の量感から鎌倉時代の造立と考えられる
白石地蔵 TOP
白石地蔵 TOP
白石地蔵脇の五輪塔群 TOP
・福住正兄が1875(明治8)年に開通した小田原−湯本山崎間の人力車道開削の際に見出し、初めて建築用材として使用
流通範囲が限られた「地産地消の石材」 昭和のはじめまで稼働していたとされる
石切場全景 TOP
※坑口の右側の尾根に岩脈が見られる
石切場坑口上部 TOP
※湯本白石の上に河川堆積物の円磨礫薄層が乗りその上部に新期外輪山溶岩が重なる
石切場坑口左側 TOP
※斜めの筋は切り出した時の鑿跡
石切場坑口右側 TOP
※水平の筋は個々の石材の形状跡
石切場坑内の落盤状況 TOP
